水冷 パソコン
水冷パソコンですが、導入して少し後悔はあります。失敗とまでは言いません
出来上がったのが、これ
けっこう苦労しました。2ヶ月以上かかりました(汗
まず、水冷にする際に心配だったことをいくつか
・ メンテが面倒そう
・液漏れが怖い
・パーツ交換が大変そう
この辺でしょうかね。
メリットとして
・ファンをゆっくり回せるので静か
・当たり前ですが、よく冷えるので、サーマルスロットリングは皆無
・作るのが楽しい
こんなところでしょうか
まず、心配事がどうだったのか
・メンテしないといけなくて面倒そう
→運用開始から2年半経ちますが、とくにメンテはしていません。グラボ交換の際にクーラントの入れ替えが少し発生してますが
・液漏れしたら最悪パーツがこわれるんでしょ
→液漏れは2度ほど起こりました。2回とも水流計
これは水流計の出来が悪かったかなと。1度目はパッキンの交換。2度目は新しいのに変えました。それからは発生していません。幸い、水流計の真下にはパーツがないので故障とはなりませんでした
まぁ、案外液漏れはしないものです
・パーツ交換が大変そう
たぶん大変です。クイックリリースを使わない場合は
自分の場合は CPU とグラボ、マザーボードの交換を想定して作りました
CPUはこちら
黄色い〇の部分がクイックリリースです。エアコンプレッサーのホースについてるやつによく似ています。この2か所を外してしまえば、クーラントを抜かずにCPUを交換できるというわけです
こちらがグラボ
上側は CPU と共通です
こちらも2か所を外せばグラボを外せます
マザボ交換の際は3か所を全部外して CPU と グラボごと引っこ抜きます。あとは取って付けるだけ(笑
クイックリリースを使えば、とくに難しいことはないです
パーツ交換したら水枕に入ってた分のクーラントをタンクに補充して、PC のスイッチオン!
エア抜きが必要です。グラグラPCを揺らしていれば、ぷくぷくっとエアがポンプのほうに向かいます。エアがある程度抜けてきたら、タンクのクーラントが減ってくるので、再度クーラントを補充します
けっこう勢い良く、ぐわんぐわん揺らします。エアが噛んでると水冷パーツが割れたり、温度が急上昇したり。と、けっこう怖いことが書かれてる事が多いです。その通りなんでしょうけど、ツボを抑えれば大丈夫です。
要はこれでもかと言うくらい PC を傾けたり揺らしたりしてエアを抜く。それと圧を逃がしてあげればいいので、しばらく、ポンプの蓋を開けておくだけ。1日で十分でしょう
後述の EKWB のキットに含まれているポンプはさほど圧がかからないので、初心者向け。自分はかなり適当ですが、割れたり温度急上昇とは無縁です(笑
もう一つのポイントは水路を作る際、初心者はソフトチューブ一択。ハードチューブは絶対にやめておきましょう
お世話になった HP と使ったお店のリンクを
まずは、こちらで基礎知識
http://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1061316732.html
最初はこの辺のキットを買うといいと思います
https://www.ekwb.com/shop/ek-kit-s240
最も有名な水冷パーツメーカーです。所在地がスロベニアだったかな。5日程度で届きます。ちなみに、CPUの水枕は型が変わらなければ、ずっと使いまわせます。グラボ用の水枕は使いまわせないので毎回お世話になっています
他にこのショップも超有名どころです
http://www.performance-pcs.com/
足りないものや小物類はここで買いました。クイックリリースなんかも
国内ではオリオスペックが取り扱ってます
https://www.oliospec.com/shopbrand/ct8
高値なので、緊急時のみの利用です
一番難しかったのは、ホースや接合パーツ、クイックの規格。G1/4 とか 3/8'' - 1/2'' とか書いてあり、何を買ったらいいの?
G1/4 はパーツのネジ穴の規格。パーツ同士を結合するときは、G 1/4 を。3/8'' - 1/2'' こちらはチューブの内径/外径、チューブとパーツを接合する際に
上記の EKWB のキットのチューブは 3/8'' - 1/2'' を使っていますのでチューブとパーツを接続するときは、3/8'' - 1/2'' のものを。片側をチューブ、片側をパーツの場合は、片側が G1/4 もう片方が 3/8'' - 1/2''
と言った要領です
変換パーツなんかもあるので、必要に応じて。間違えてしまったときに役立ちます(笑
こんな感じでクイックを選んでおきます
とはいえ、途中でフィッティングパーツが足りなくて追加発注したり、G1/4と 3/8'' - 1/2'' を間違えるのなんてのは、基本です。SUS さんに何度も追加発注したことがある人は要注意です(笑
と言うところで、ポイントをまとめると
・クイックリリースを使いましょう
・ソフトチューブを選びましょう
・エアは出来るだけ抜きましょう
・水冷は怖くない(笑
自作水冷のコツはなんとなく書けてるでしょうか?
で、何を後悔したかと言うと・・・・
コスト です
たぶんですが、同じ PC をもう一台分くらいにはなったと思います💦
きっちりパーツを設計して取り掛かれば、こんなことにはなりません。作ることに楽しみを感じる方にはいいと思います。合理的な人はそもそも手を出そうなんて思わないでしょう(笑
ちなみに、パーツを発注しては10日待ち、また発注しては10日…と、いう具合で3ヶ月くらいかかりました
以上、自作水冷 PC でした
なかなか iRacing の初プレイに届きません…
次回は、我が家に事件が起こります!
それでは